第9回は、華道を知る・教える人々が集まりました。SDGsの意識といけばなとの関連性の入り口にとどまり、深堀りするには時間が足らず、次回もちこしとなりました。
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■実施日 2022年3月23日(水)19:30~20:30
■主催 いけばな華贈り事務局
■会議テーマ 『伝統文化が未来に継承される、その形とは?~SDGs目標から探る』
■参加メンバー 5名 (華道を学んでいる: 4名 華道を指導している:1名)
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「SDGsのイメージ、暮らしにおいてSDGsの意識」
●地球にやさしい生活。が、いけばなにつながっているか分からない
車はハイブリッド、電子機器には惜しみなく、節約できるところは節約 (HF)
●日頃は洗剤をなるべく使わないように、油を流さない、調味料を量って無駄をなくすなど(MM)
17パートナーシップと関連して、心の問題が未来の子供につながる(MM)
●ロシアとウクライナの件は、パートナーシップや平和につながるとよいと思っている。SDGsは、今までは企業が莫大な金額を投じてやるものだったが、一人一人が行動を変えていけば変えていけるものになっている(MA)
「2030年、10年後の世の中ってどうなっている?」
●これから大きく変わる10年。ロボットに置き換わり、今の仕事が10年後にはなくなっていることがあっても、人の心は変わらない。それぞれ大切にしている、想いや心を残していきたい。身近な人に伝えていく(MM)
●17パートナーシップで、心の問題解決が未来の子供につながる(MM)
●10年後の日本は政権交代されなければ変わらないのでは?マスメディアでは大事なことが伝えられていない。政治家が誠実であってほしい。 戦争が一番環境破壊 平和であること 誠実であることが大切(HF)
→そのために、いけばなの心を理解するとよい(HF)
●ウクライナの国花はひまわり、花言葉は誠実。(MA)
➤➤➤"心"、"誠実"などのキーワードが並ぶ
「いけばなの心とは?」
●多様性。学ぶと個性が重要なことがわかる。日本の教育に個性を殺さない必要あり(HF)
→ 学校教育の場では校則の見直しなどの動きも(MM)
●多様性・個性尊重のために、いけばなで風穴をあけられるか(MA)
→ 大学の華道部で"多様性"の意識は無し。しかし、自然観察で学んだり、当時は気が付いていなかったが、たくさんのヒントを身近に得ていたように思う。(YO)
●花をいけるとは、花をいかすこと、花を見て、その瞬間の美しさを生かす(YO)
●いけばなの心は、命あるものをいかすこと、命の美しさをあずかり表現すること(YH)
➤➤メンバーさん方々の熱量を感じられる時間でした。時間も足りず、次回は、ひとりひとりの目標意識に焦点をあてます。第10回に続く。
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●これまでの未来会議の内容は、以下でご確認いただけます。
第8回未来会議 議事録 『伝統文化が未来に継承されるとき、その形とは?』
第7回未来会議 議事録 『伝統文化の伝承とは?』
第6回未来会議 議事録 『 10年後の未来に、伝えたい いけばなの価値とは』
第5回未来会議 議事録 『10年後の未来に向けて、今できること!』
第4回未来会議 議事録 『過去100年の華道の歴史を振り返り、未来につなぐ!』
第3回未来会議 議事録 『SDGs視点での華道いけばな』
第2回未来会議 議事録 『いけばなのブランド力とは?』
第1回未来会議 議事録 『いけばなでオンライン化したら良いことは?』他