11月に、京都の六角堂に出かけて参りました。
いけばなを学ぶ人なら、知っておかねばならない、いけばなの発祥の地です。
室町時代に、いけばなの記録「碧山日録」が見つかってから、今年は561年目。
つまり、華道いけばなの歴史は、明らかに561年を重ねているということです。
毎年11月に開催される『旧七夕会大花展』は、江戸時代1620年頃から、続いているとのこと。
後水尾天皇の時代から永く続いているのは、天皇ご自身もいけばなを熱心に学ばれていたからです。
当時は、旧暦7月7日七夕会として、宮中にて立花会が開催されていましたが、農作業を終えるタイミングに徐々に時期をずらしてきたようです。
現在は、45代目の池坊専永家元が当主となり、この行事を継承されています。
45世家元池坊専永御作品
45世家元池坊専永御作品
池坊専好御作品
池坊専宗御作品
海外からも、また、他流派の方もたくさんお越しでした。
一年で一番六角堂がにぎわいます。
コロナ禍で規模縮小が続いておりましたが、今年は、新たに、京都大丸百貨店と2会場へと拡大しました。
日本最大にして、最古の花展、今年も無事に開催されたことを嬉しく思います。