とても悲しいお知らせが入りました。
創業から100年以上続く、いけばな花材を取り扱う老舗の花屋さんが、この度、いけばな関連業態をやめてとのこと。いけばな界から離れてしまわれるのです。
あまりにショックで言葉になりませんでした。
今もなお、コロナ架で、いけばなのお稽古ができないという生徒さん、また、怖くてお稽古の開催を半年中止しているという先生方も少なくありません。そのような方には、全くお花を触っていないという方も多くいます。
確かに半年このような状態が続けば、花屋も変化を余儀なくされても仕方がありません。
華道いけばなは、室町時代から558年続いています。今の時代、企業が100年続くことってはとても大変なこと。
しかし、山や野原に行って花材調達できない今は、お花屋さんあっての華道いけばな なのです。
なので、今回の件は、とても辛いです。
対面でお花が学べなくても、いけばなの価値はあります。たくさんあります。
だから我々は、いけばなの力を『いけばな5P』と伝えております。
いけばなの教室がお休みであっても、学びにいけなかったとしても、暮らしの中で、いけばなを続けることはできれば、こんなことに。。。
きっと、室町時代から558年の間、コロナのような時代もあったかと思います。
それでも続いてきたいけばな。
今、我々が出来ること。
今、令和の時代に、ひとりひとりが、出来ること。
今一度、目をそらさずに、しっかりと考えてみたいと思います。