先日、20代後半女性、いけばな入門から4年の方から、こんなお話がありました。
「最初は、いけばなをやる目的が違っていたんです。 日本人として、何か道(どう)の習い事がやりたかったんです。仕事が忙しくて、 日々に流されたくなくて、自分の中にひとつ軸が欲しいなぁと。。。。それに、海外の人から見たときに、日本人らしいものが何かあったらなぁと思ったのです。」
「でも、今はちょっと違います。4年間いけばなをやってきて、お稽古が生活に必要なものになっています。仕事のオンとオフがうまくとれるようになっているし、イライラしなくなりました。
昔は、時間にルーズな人などにイラッとしていましたが、今は、色々な人がいるんだと思えるようになりました。お花も色々あるように、他人を受け入れることが出来るようになりました。」
マインドフルネス効果のひとつに、人に優しくなると言われることがあります。
これは、心の余裕ができてくるからです。
目を閉じて瞑想するわけではないけれど、華道いけばなでも、同じような効果を体感している人が多くいます。
マインドフルネスは、毎日20分×8週間程度の継続が大切と言われます。
この方は、いけばなを月3回 2時間×4年間継続されています。
継続が、本当の力になってきますね。
5年目に突入されて、さて、これからどんなふうに変化を感じていかれるでしょうか、楽しみです。